決定「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業(社会課題解決に向けた量子コンピュータ次世代機開発・実証の加速)」の実施体制の決定について
2026年7月17日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業(社会課題解決に向けた量子コンピュータ次世代機開発・実証の加速)」の公募を実施しました。
そのうち「g12-4」については15件の提案、「b-2」については3件の提案をいただき、審査を経て、別添2のとおり実施予定先を決定いたしました。
なお、採択審査委員一覧は別添1をご参照ください。
後日公表としていた「g12-1」「g12-2」「g12-3」についてお知らせします。
「g12-1」については2件の提案、「g12-2」については10件の提案をいただき、審査を経て、別添4のとおり実施予定先を決定いたしました。
「g12-3」については2件の提案をいただき審査を行いましたが、採択候補なしとの結論に至りました。
なお、採択審査委員一覧は別添3をご参照ください。
| 2026年7月22日 |
後日公表としていた「g12-1」「g12-2」「g12-3」の審査結果を掲載しました。あわせて採択審査委員一覧(別添3)及び実施予定先一覧(別添4)を追加掲載しました。
「1.事業内容」を更新しました。 |
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募集事業について
1.事業内容
量子コンピュータは、新材料や医薬品の候補探索、物流・交通の最適化、気象予測の高度化など、従来のコンピュータでは膨大な時間を要する複雑な計算を高速に処理できる可能性を持つ次世代の計算基盤技術であり、エネルギー、モビリティ、創薬をはじめとする幅広い分野で社会課題の解決への貢献が期待されています。
近年、国内企業からも量子コンピュータ本体を含む大規模な次世代機システム開発の取り組みが相次いで発表されるなど、我が国の量子コンピュータ開発は、要素技術中心の段階からシステム実装を見据えた段階へと移行しつつあります。世界的な研究開発競争が急速に激化する中、この機を逃さず産業化への取り組みを加速することが、我が国が量子コンピュータ分野で世界をリードするために不可欠です。我が国においても、「日本成長戦略会議」(2025年11月)で示された重点17分野の一つに「量子」が位置づけられ、内閣府「量子エコシステム構築に向けた推進方策」では、研究開発からユースケース創出までを官民連携で一体的に推進する方向性が示されています。
そこで本事業(ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業の一環)では、2030年頃の量子コンピュータの産業化の実現を目指し、次の三つの取り組みを一体的に推進します。
- (1)つくる――国産次世代機とそれを支える基盤の開発
これまで取り組んできた量子コンピュータの要素技術開発の成果を基に、実用化を見据えた国産量子コンピュータシステムの大規模化開発(g12-1)へと段階を進め、開発を更に加速します。あわせて、極低温冷凍機やレーザー等の中核的な部素材(g12-2)、量子誤り訂正を前提としたソフトウェア・プラットフォーム(g12-3)を一体的に開発することで、量子コンピュータを国内で開発・製造できる能力を確立し、世界市場の獲得も見据えた関連サプライチェーンの競争力向上を図ります。
- (2)つかう――実環境での大型実証によるユースケース創出
素材・製造、電力、モビリティ・交通・物流、産業保安・気象・防災、創薬の各分野において、計算機上の検証にとどまらず実環境での検証を含む大型実証(g12-4)を行い、量子コンピュータならではのユースケースを世界に先駆けて創出することで、国内の産業基盤を築くとともに、量子コンピュータの国際的な実装競争を先導していきます。
- (3)そだてる――産業化を担う人材の育成
量子拠点(G-QuAT等)とアカデミアの連携による人材育成(b-2)を通じて、産業化を担う博士人材を中心とした若手人材を確保します。国内に先進的な量子人材育成環境を整備することで、優れた人材の輩出と日本の量子業界への定着を図ります。
これらの取り組みを通じて、量子コンピュータを「つくる」「つかう」「そだてる」体制を一体で整え、量子エコシステムの形成と新産業創出を加速します。
なお、今回の公募においては、以下の研究開発内容に関する募集を行いました。
<研究開発計画における研究開発項目>
- 〔1〕ポスト5G情報通信システムの開発
- (g)計算可能領域拡大のための計算基盤技術開発
- (g12)社会課題解決に向けた量子コンピュータ次世代機開発・実証の加速
- g12-1 次世代機実現に向けた量子コンピュータシステムの大規模開発
- g12-2 大規模量子コンピュータ実現に向けた部素材開発
- g12-3 量子コンピュータの産業化のための誤り耐性型システムソフトウェア・プラットフォーム標準化開発
- g12-4 ユースケース創出に向けた大型実証
- 〔4〕人材育成
- (b)量子コンピュータの産業化にかかる人材育成
- (b-2)量子拠点とアカデミアの連携による人材育成
2.実施予定先
実施予定先一覧は別添2及び別添4のとおりです。
3.事業期間
2026年度から2028年度
詳細資料
募集要項
| 技術・事業分野 | 量子 |
|---|---|
| プロジェクトコード | P26008 |
| 事業名 | ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業(社会課題解決に向けた量子コンピュータ次世代機開発・実証の加速) |
| 事業分類 | 研究(委託、共同研究、補助) |
| 対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先
AI・ロボット部
担当者:大谷、橋間、瀧澤
E-mail:P5G-quantum[*]ml.nedo.go.jp
E-mailは上記アドレスの[*]を@に変えて使用してください。